マシニングセンタ
マシニングセンタとは
プログラムされたコンピューター数値制御の指令により、ツールマガジンに搭載された多数の切削工具を自動で交換するATC(Automatic Tool Changer)を搭載し、フライス加工や穴あけ、ネジ立てなどの加工を段取り替えの手間なく連続して行う工作機械です。
縦・横・高さをX·Y·Zとして加工する3軸制御マシニングセンタでは常に同じ平面で加工するため、平面削りや溝加工など単純な加工で精度を高めることができます。
3軸制御にX軸を中心とした回転軸A軸、Z軸を中心とした回転軸C軸を足した5軸マシニングセンタでは、より複雑な形状の加工が可能です。
加工技術
当社では割り出し5軸加工に対応しており、一つの原点から底面以外の5面を加工するため再現性が高く、段取り替えによる誤差をなくし、精度の高い幾何公差内で製品を仕上げることが可能です。
(割り出し精度±4秒 繰り返し精度±1秒)
角度を容易に変更しながら加工できるため、形状が同じでも角度が毎回変わる製品の加工などに特殊な治具、工具不要で対応できます。
ワンチャッキングでの加工により、治具を使用した3軸制御マシニングセンタ加工に比べ加工時間を3割程度削減できます。
(当社比)
プレス加工品や鍛造品・鋳造品の試作も1個からご要望にお応えします。
型(カタ)を省略するため、
試作形状変更とそれに伴う納期設定にも素早く柔軟に対応いたします。
特殊な治具を使用した厚さ1.7mmのテーパ付きクランプ板等の加工実績があります。
Φ5mm長さ8mmで±0.01mmの公差が要求されるタービンやディーゼルエンジンなどの細かい部品の加工から、長さ800mm幅500mm高さ400mmのトンネルセグメント用の大きな部品の加工まで豊富な加工実績があります。
材質は一般構造用圧延鋼材(SS)、機械構造用炭素鋼鋼材(SXXC)、クロムモリブデン鋼等の特殊鋼(SCM)やステンレス(SUS)、アルミ、銅、真鍮を扱っております。
CAD/CAMによるシミュレーション機能を駆使した高精度な治具製作も可能です。ご相談ください。
自社工場ならではの一貫生産と独立した検査体制
短納期、1個からでもご相談ください。
ご要望に応じて材料調達から、協力会社による熱処理・表面処理加工までお受けいたします。